お知らせ
- 和子牛生産者臨時経営支援事業実施要綱一部改正について 2023-09-15 New
- 和子牛生産者臨時経営支援事業 2023-08-07
- 生産者積立金に関する基本的事項の公表(令和4年度) 2023-07-28
- 保証基準価格と合理化目標価格の改定について 2023-01-23
1.事業概要
肉用子牛生産者補給金制度は、肉用子牛の価格が低落し、保証基準価格を下回った場合に、生産者に対し生産者補給金を交付し、肉用子牛生産の安定等を図ることを目的としてい ます。
生産者補給金は、肉用子牛の平均売買価格(品種別・四半期毎(※))が農林水産大臣が毎年度決定する保証基準価格を下回った場合に交付されます。(※ その他の肉専用種にあっては、年度毎。)
(単位:円/頭)
黒毛和種 | 褐毛和種 | その他肉専 | 乳用種 | 交雑種 | |
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保証基準価格 | 556,000 | 507,000 | 325,000 | 164,000 | 274,000 |
合理化目標価格 | 439,000 | 400,000 | 256,000 | 110,000 | 216,000 |
保証基準価格とは | 「肉用子牛の生産条件、需要事情その他の経済事情を考慮し、肉用子牛の再生産を確保することを旨として」定められているものです。 |
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合理化目標価格とは | 「牛肉の国際価格の動向、肉用牛の肥育に要する合理的な費用の額からみて、肉用牛生産の健全な発達を図るため肉用子牛生産の合理化によりその実現を図ることが必要な生産費を基準として」定められているものです。これらの価格は、食料・農業・農村政策審議会の意見を聞いて、毎年度始めに農林水産大臣が決定します。 |
生産者積立金とは | 業務対象年間(1業務対象年間は5年間で、令和2~6年度は第7業務対象年間)における肉用子牛の価格動向に対応して補給金が適切に交付できる水準を考慮し、各県指定協会が定めたものを、農林水産省の生産局長が承認することになっています。 |
2.制度加入と補給金交付までの手続き
生産者が補給金交付を受けるためには、県指定協会との間で諸手続きが確実に行われることが必要です 新規(再)契約される場合は事務委託先(農協・配合飼料基金協会)を通していつでも加入は可能です。
- 委託契約の締結による制度への加入、登録申込
- 生年月日、品種を証する書類、現畜の確認と耳標装着及び負担金の納付
- 販売・保留・異動の申出と牛の確認等
3.関連事業
和子牛生産者臨時経営支援事業
和子牛の平均価格が発動基準価格を下回った場合に、事業に参加している和子牛生産者に対し、販売頭数に応じて支援交付金(平均価格と発動基準価格との差額の4分の3)が交付されます。(令和5年1月~12月)
- 令和5年4月~6月分の平均売買価格の公表があり、黒毛和種について、九州・沖縄ブロックの平均売買価格が発動基準価格を下回ったため、15,000円/頭の支援交付金が発動されます。
詳しくは農畜産業振興機構「和子牛生産者臨時経営支援事業の平均価格等について」
- 和子牛生産者臨時経営支援事業の見直しにつきまして、農林水産省ホームページ にてプレスリリースがありましたのでお知らせします。2023.8.25
- 和子牛生産者臨時経営支援事業実施要綱一部改正について 「実施要綱」2023.9.15
4.交付状況・実績
- 子牛補給金交付実績(宮崎県) 令和4年度 「乳用種」「その他肉専用種」
- 指定肉用子牛の平均売買価格について(農畜産業振興機構「指定肉用子牛の平均売買価格等」)
生産者積立金は次表のとおりですが、国(農畜産業振興機構)と県の助成があり、生産者の負担分は4分の1です。
また、生産者が納付した負担金は、税制上損金(経費)に算入できますが、補給金の交付の場合は収入(売上)計上が必要です。
(単位:円/頭)
区分 | 黒毛和種 | その他肉専 | 乳用種 | 交雑種 |
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生産者積立金 | 1,600 | 18,800 | 6,800 | 3,200 |
負担内訳(割合) | ||||
機構(1/2) | 800 | 9,400 | 3,400 | 1,600 |
県(1/4) | 400 | 4,700 | 1,700 | 800 |
契約生産者(1/4) | 400 | 4,700 | 1,700 | 800 |
注:令和2年4月登録分から、全品種の価格改定になりました。